「しんぶん赤旗」2007/12/23
原爆症認定して
原告訴えに市民が署名


 年明けにも長崎地裁での判決が予定されている長崎の原爆症認定集団訴訟の原告と支援する会は二十二日、裁判への支援を求め、長崎市の鉄橋で宣伝署名行動を行いました。

 支援する会のメンバーはマイクを握り、「原告は病気で苦しみながら、いつまで生きられるかわからないなかで認定を求めたたかっています」「厚生労働省の検討会の報告はこれまでの基準とほとんど変わっていません。原告の平均年齢は七十五歳。今、たたかいに勝利しなければ、これ以上たたかい続けるのは不可能です。一日でも早く、一人でも多く認定されるよう署名に協力を」と訴えました。

 原爆症認定訴訟はマスコミでも取り上げられていることもあり、市民の関心は高く、次々と足を止めて署名をしていました。

 署名した市民は、「夫が被爆者。がんばってほしい」(七十代女性)「国に原爆で苦しんでいる人たちを救ってほしいと思って署名しました」(男子中学生)と話しました。

 長崎の集団訴訟の第二次訴訟に二十一日、新たに二人が加わり、一次、二次合わせて原告は四十五人になりました。