「しんぶん赤旗」2007/12/16
労働法制改悪に反対
長崎県春闘共闘総会開


 長崎県春闘共闘会議は十一日、〇七年度総会を長崎市内で開き、〇八春闘勝利へ決意を固め合いました。

 吉岡賢議長のあいさつのあと、中島卓馬事務局長が春闘討論集会や地域総行動、労働法制改悪反対のたたかいなどについて報告。高教組が県労連に加入したことは春闘共闘にとって大きな意味があると述べました。

 討論では、「『めりはりのある給料』は職階制に近づけようとするものであり、これまでの賃金体系を根底から覆す。総力でたたかう」(高教組)

 「使用者に都合のよいように労働法制が改悪されている。今、歴史の分岐点。団結してたたかわなければ悲惨な歴史を繰り返すことになる」(全労働)

 「保育所の民営化計画が明らかになった。嘱託保育士百人が失職することに。民間保育所の労働条件も悪くなる。どう阻止するか」(自治労連)

 「診療報酬の改定で病院は赤字に。これ以上たたかうことはできないの声も。介護の職場ではほとんどが一年更新の非常勤。不満の声が高まっている」(医労連)など職場の状況が出されました。

 「なくせ貧困、ストップ改憲!つくろう平和で公正な社会」の春闘スローガンなど〇八年方針案が採択され、吉岡賢議長(再)、浦岡克治事務局長(新)など新役員が選出されました。