「しんぶん赤旗」2007/11/13
名誉回復と国家賠償必ず
長崎でレッドパージのつどい


 「名誉回復と国家賠償を」を掲げて、レッド・パージ奄T7〜58周年記念長崎のつどいが十日、長崎市内で開かれました。
 レッド・パージ犠牲者と家族など三十人が参加しました。

 レ・パ反対長崎の会の藤原重郎会長の開会あいさつのあと、事務局の吉田次雄氏が二年間の経過報告を行ないました。

 その後、塩塚節夫弁護士が記念講演。レッド・パージの社会的背景と経過、レッド・パージ裁判の法的論点を述べ、「講話条約後は、主権が回復して以降、連合国最高司令官の指令は効力を失ったとの認識が広まった。司法の判断とは別に、社会全体がレッドパージが人権侵害であったとの認識のもとに、人権侵害をしたまま、これを容認した国と企業は被害を回復するための一定の措置を講ずべき条理上の義務を負っていると解することができる」とレ・パ反対運動を激励しました。

 特別報告として、横崎重雄労働運動研究家からは、「戦後の労働運動の性格を正確に認識することの大切さ、ポツダム宣言の立場に立てば、レッド・パージにすることはできない」と自らの労働運動の体験を話し、参加者に感動を与えました。

 最後に藤原会長が国会請願署名や「会」への賛同、協力を訴えました。

 県労連の川崎一宏議長、日本共産党の堀江ひとみ県議が激励のあいさつをしました。