「しんぶん赤旗」2007/11/11
イオン出店許可やめて
「考える会」が県に要請


 改正まちづくり三法の施行までひと月を切った九日、「長崎・長与大型店SC出店を考える会」(吉田省三代表)と「長与の環境を考える有志一同」は県に対し、大型店出店を許可しないよう申し入れました。

 「SC出店を考える会」の要望書は、イオンの開発許可申請は都市計画法o条の要件である関係自治体の同意を得ておらず、不許可とすべきこと。従来の手続き慣行を無視した都市計画の開発許可に先行する大店立地法の届出に関する事前協議を中止することなどを求めています。

 県の担当者は、開発許可申請について、イオンに対し自治体が同意した書面を十三日までに提出することを求めていることを明らかにしました

 「会」のメンバーが「十三日までに同意が得られなければこの計画は不許可になるのか」と確認したところ、県の担当者は「そうなる」と答えました。
 
「環境を考える会」からも、「イオンはエコを言っているが、自然を今のまま残すのと、山を削って施設をつくるのとどちらがCO2を多く出すのか」「工事期間中の子どもたちの安全や排気ガスのことは考えているのか」などの意見が相次ぎました。

 イオン出店に関しては、県・市三十四商店街振興組合・連合会も四日、長崎新聞に反対の全面意見広告を出しています。