「しんぶん赤旗」2007/11/04
運動強化へ経験交流
農民連が南島原で九州・沖縄ブロック集会

 農民連は二日、三日の両日、長崎県南島原市で「2007年農民連九州・沖縄ブロック交流集会」を開きました。

 この集会は、農民連結成二十周年となる再来年一月の農民連第十八定期大会へ向け、組織づくりの年内目標を達成する同ブロックの総決起の場として開かれ、各地の経験と教訓を交流しました。

 二日、真嶋良孝農民連副会長が情勢と農民連の国際活動について報告。バイオ燃料ブームが食料危機をもたらしていることや食料主権を確立することの重要性、農民連運動が国際的に果たしている役割などについて明らかにしました。

 村尻勝信副会長は、日本の食糧基地である九州で強大な農民連を建設しようと呼びかけました。大見本市の成功や税金の取り組み強化など運動を進め、組織を拡大強化しようと訴えました。

 参加者からは、「輸入飼料のわらや牧草が高くなった。近い将来手に入らなくなるのでは」「米価が下がったことや高齢化で米作りをやめている」「原油の高騰で他の食品は値上げしているのに米は下がっている」など厳しい状況が出されました。

 集会には、日本共産党の田村貴昭衆院比例候補も出席。「政府の亡国の農政に怒りを感じる。日本の農業が自立できるよう税金を投入すべき。日本の農業がいっそう発展するよう農民連の運動と連帯を強めたい」とあいさつしました。