「しんぶん赤旗」2007/11/04
後期高齢者医療制度
反対署名に次々に
年金者組合の呼びかけに


 「みなさん、こんな高齢者いじめの制度が許せますか」。

 年金者組合長崎支部はこのほど長崎市の住吉商店街で後期高齢者医療制度の中止・撤廃を求める署名行動を行いました。

 「七十五歳以上の高齢者すべてから保険料を徴収し、滞納者は保険証を取り上げられます」「月一万五千円以上の年金があれば保険料が天引きされます」と中村俊之支部長がハンドマイクで訴えました。

 通行人らは制度の中身を聞いて、「知らなかった。実施されたら大変なことになる」「年をとったら死ねと言っているようなもの」と言いながら署名に応じていました。

 青果店の店主は、「今の政府のやることはみんなおかしい。商売も生活も苦しい。許せない」と語り、家族や従業員にも署名を勧めていました。

 ベビーカーを引いた若い女性は、「後期高齢者医療のこと知らなかった。今聞いて驚いている。いつ、だれがどうなるかわからない。いつでも病院にかかれるようにしてほしい」と話し、署名しました。

 署名行動に参加した人は、「まだまだ知らない人が多い。知れば怒りになる。もっと知らせて廃止させたい」と語りました。