「しんぶん赤旗」2007/10/24
親の負担減らしたい
教育費の削減求め署名


 「教育予算を増やして、子どもたちが安心して学校へ通えるようにするために署名をお願いします」「三十人学級を実現しましょう」。

 高教組や私学教組などでつくる「長崎の私学助成をすすめる会」と「長崎のゆたかな高校教育をめざす会」は二十日、長崎市の鉄橋で「すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための請願」「『教育に公平を!』求めるための請願」の署名行動を行ないました。

 橋の上には「10・20長崎県『教育全国署名』祭り」の横断幕と色とりどりの風船。通行人の目を引きました。「会」の先生たち三十人がビラを配り、署名を訴えました。
 「少しでも授業料が安くなれば」と市民らは足を止め、署名に応じていました。また、多くの高校生が署名する姿も目に付きました。通りかかった高校生二人も先生を見てビラと署名の手伝い。私学に通っているというこの男子学生は「親の負担を少しでも減らしたい」と話しました。

 先生たちは、リレートークでマイクを次々握り、「経済的な理由で退学する子どもが増えています。私学の予算を増やしてください」「高校の統廃合はやめさせましょう」と訴えました。

 この宣伝行動は全国行動に呼応して行なわれ、県下では今年三回目となります。