「しんぶん赤旗」2007/10/20
核廃絶署名に人盛り
県原水協が呼びかけ


 核兵器廃絶全国行動日の十九日、長崎県原水協は平和公園で「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名行動を行ないました。

 朝から平和公園には修学旅行生などたくさんの観光客が訪れていましたが、県原水協の人たちが「核兵器をなくすために署名をお願いします」と声をかけると次々と署名していました。

 佐賀の小学校の修学旅行の子どもたちが次から次にペンを握り、最後に先生も「(原爆資料館など)見ることが子どもたちにとって一番の学習です」と言いながら署名。

 中国からの観光客の一行も、ひとりの人が署名するよう声をかけるとみんなが署名。「平和が一番。核兵器はいらない」と日本語で話しかける人も。

 「長崎市外に住んでいるが被爆者だった母の名前はここに奉納されているか」と質問する人や名古屋から原爆健診のために長崎に来たという人もおり、核兵器廃絶の願いを込めて署名をしていました。

 夫婦で岡山から来たという三十八歳の男性は、「長崎と広島が核兵器廃絶の声を発信し続けていることは大切。戦争のない世界のために日本が果たす役割は大きい。二度と不幸なできごとがおこらないようにしないといけない」と話しました。

 この日、一時間の行動で百十五筆の署名が寄せられました。