「しんぶん赤旗」2007/10/10
世界大会実行委員会が総会
原爆症認定署名に全力

 原水爆禁止2007年世界大会長崎実行委員会は六日、長崎市内の県勤労福祉会館で総会を開きました。総会には十二団体、三地域から二十人が参加しました。

 吉岡賢代表委員は、「北朝鮮の非核化で六か国協議が合意し、県議会が原爆症認定基準見直しの意見書を全会一致で可決するなどこの三日間の動きだけ見ても、世界大会の五つの決議の正しさが実証されている。世界大会の成果と教訓を今後の運動の力にしていこう」とあいさつ。

 続いて、片山明吉県原水協事務局長が2007年世界大会について、全国の総括の上に立って県内の総括を行い、原爆症認定訴訟のたたかいや、被爆者訪問の取り組みなど青年の活躍が目立ったことなどを報告。
 青年への援助、来年広島大会代表派遣の取り組みを早めに開始すること、原爆症認定制度の抜本的見直しを求める百万人署名に全力を上げることなどを提起しました。

 討論では「青年を財政面から援助することは大切。活動に日常的にとりくみ、運動の裾野を広げていきたい」「毎月6・9行動に取り組んできたことが久間元防衛相を辞任に追い込んだ」など意見や活動の報告が出され、地域原水協の体制確立、日常活動に取り組む重要性など来年に向けた活動強化を確認し合いました。