「しんぶん赤旗」2007/10/05
県労連が大会開く
高教組の加盟 全員一致で可決


 長崎県労働組合総連合は九月三十日、第二十回定期大会を長崎市内で開きました。

 方針案提案に先立って、高教組の県労連加盟が提案され、満場一致で可決されました。
 中島卓馬事務局長が活動報告と方針案を提案。

 討議では、高教組の吉岡賢委員長が「共同行動の積み重ねと教育基本法の改悪など組合員に危機感が広がったことが加盟につながった」と発言。「高教組の加盟をどれだけ待ち望んでいたか。うれしい」など、高教組が加盟したことで県下全域での地域労連結成の足ががりができたことに期待する意見が数多く出されました。

 また、「医療制度の改悪で、病院に医者がいなくなり、国民が医療を受けられなくなっている」「女性や青年を運動に意識的にとりこむことが重要」「共闘と連帯が大きく広がり、自治体の非正規の賃金改善にも役立った」などの意見が出されました。

 大会は、@戦争をしない、参加しない日本をつらぬくA働くルールを確立し、格差と貧困の是正をはかるB安心・安全の地域社会を実現することで安心と安全、平和と平等の「もうひとつの日本」を求める運動にとりくむ方針案を満場一致で可決しました。

 新役員には、川崎一宏議長、柿森紀和子事務局長らが選出されました。