「しんぶん赤旗」2007/8/26
建交労長崎県本部が大会
声をあげれば社会が動く情勢

 全日本建設交運一般労働組合長崎県本部は二十三日、長崎市内で第八回定期大会を開きました。

 中里研哉執行委員長は、「参院選での大敗、安倍首相の辞任は、国民をないがしろにした構造改革路線の行き詰まりの結果。議席を増やした民主は公約上、共産党と共闘せざるを得なくなっている。国民が声をあげれば社会が動く情勢になっている」とあいさつ。

 続いて藤原由紀子書記長が、国鉄闘争と二大闘争としてたたかったじん肺闘争の裁判での勝訴・和解、根絶のたたかいなど一年間の活動報告を行ないました。

 大会は、「憲法九条改悪反対、憲法二十五条を生かす国民的な共同と政治の革新を」「核兵器廃絶、米軍基地強化反対、テロ特措法延長反対、平和な世界をめざそう」「国鉄闘争、西日本石炭じん肺闘争の勝利を勝ち取ろう」などのスローガンを掲げた「大会宣言」を採決。

 裁判で二十三回にわたる断罪を受けながらじん肺問題を解決する意思のない日鉄鉱業に対し、謝罪とじん肺問題全面解決を求める「特別決議」も合わせて採択しました。

 新役員には、中里研哉執行委員長、吉田眞勝副執行委員長、藤原由紀子書記長らが選出されました。

 大会には、日本共産党の堀江ひとみ県議が出席、連帯のあいさつをしました。