「日本の青空」を上映
第22回ナガサキ平和映画祭

 第二十二回ナガサキ平和映画祭が五日、長崎市民会館文化ホールで開催されました。長崎市役所従業員組合など五団体でつくる同実行委員会の主催です。
 昼、夜の二回、日本国憲法ができたいきさつを題材にした「日本の青空」を上映。二百人が鑑賞しました。

 「日本の青空」は、日本国憲法が、鈴木安蔵などを中心とする民間の憲法研究会がつくった草案がもとになっていることを明らかにしており、憲法がGHQの押し付けであるという意見に疑問をなげかけています。

 里正善実行委員長は、「憲法が危機にあるなか、この映画が作られた。先の参院選では与党が大敗し、改憲の動きに対する国民の意思が明確に示された。この流れを確実なものにしていきましょう」とあいさつしました。

 映画を見た四六歳の女性は、「押し付け憲法だという報道がされているので惑わされ、そうかなと思ってしまう。憲法のできた過程を子どもといっしょに見たかった。鈴木安蔵がすごい人だとわかりました」と感想を語りました。

 ナガサキ平和映画祭は一九八〇年から開かれています。