「しんぶん赤旗」2007/9/1
平和考える戦争展開く
 長崎健康友の会
 
 「平和を考えるための戦争展」が二十八、二十九の両日、長崎市で開かれました。長崎健康友の会の主催です。

 展示品は、南嘉昭さんが長年収集してきた戦前、戦中の教科書や紙芝居、原爆瓦などです。

 土製の釜や陶製のボタンなどもあり、戦争がきびしくなるにつれ、金属が不足しているようすがわかります。すごろくやレコードなども戦争を鼓舞する内容ものになっています。

 展示品をただ見るだけでなく、さわることもできるため、熱で気泡ができ軽石のようになった原爆瓦を手にとって驚いている人の姿も見られました。

 南さんは、来訪者に展示品の一つひとつをていねいに説明。来訪者は、説明に耳を傾けながら展示品に熱心に見入っていました。

 友の会の島原廣子さんは「今また、昔のようになるのでは、という危機感がある。戦争中はみんながつらい思いをした。戦争は絶対すべきでない」と語りました。