「しんぶん赤旗」2007/8/14
大型商業施設出店問題
協議の内容明らかに
「考える会」が県と交渉

 長崎市に隣接する長与町に建設が予定されている大型商業施設ダイヤモンドシティ(延べ面積十四万平方b)について、「長崎・長与大型店SC出店を考える会」(吉田省三代表)は長崎県と交渉を行いました。

 「考える会」からは吉田代表ほか七人が参加。堀江ひとみ県議も同席しました。県側から、松尾善章土木部道路維持課総括課長補佐らが応対しました。

 同会から「事前協議などどこまで進んでいるのか」「どういう立場で臨んでいるのか」などの質問が出され、県は「車の流れなど向こうが持ってきた案を問題がないか検討している段階」「出された申請は受け取らざるを得ない。要件を満たしていなければ不許可となる」と答弁しました。

 ダイヤモンドシティは、〇八年十月オープン予定。これができれば長崎市、長与町の商店街に大きな影響が出ることは明らかです。県内の中小企業団体や長崎市北部の商店街などが反対しています。

 同会は、@駆け込み申請の開発申請の提出を受け付けないこと、A大型SCの開発許可はまちづくり三法の精神で許可しないこと、を求める要望書を県知事宛てに提出しました。

 同会では、八月中に長崎市、長与町でもこの問題で交渉をする予定です。