「しんぶん赤旗」2007/8/19
後期高齢者医療広域連合議会開かれる
「支払える保険料に」 共産党河野議員が質問


 長崎県後期高齢者医療広域連合議会定例会が十七日、長崎市の市町村会館で開かれました。

 日本共産党の河野龍二議員(長与町議)は、一般質問に立ち、支払い可能な保険料と広域連合による健康診査の実施について質問しました。

 河野議員は、「介護保険など高齢者の負担が重くなっているなか、新たな負担をすることは大変なこと。払える保険料に設定するとともに、減免の制度をつくるべき。保険料が払えないために保険証の取り上げになれば医療を受けられない人を生みだすことになる。これまでの老人保健法に基づく健康診断に代わる健診を実施するよう」主張しました。

 これに対し、小川政吉企画監兼次長は「均等割と所得割で保険料が決まるので所得に応じた保険料になる。減免は機械的にならないようにする。健康診断は実施する方向だが、保険料が上がる可能性がある。その効果と負担の兼ね合いが問題」と答えました。

 河野議員は「高齢者の意見を聞く場をつくることが必要。被保険者の立場に立って国に要望すべき」と発言しました。

 十月に保険料算定の学習会を開き、十一月臨時会で保険料が決定される予定です。