「しんぶん赤旗」2007/7/5
ぶつかりながら大きく
学童保育県連協が三十回記念総会


 長崎県学童保育連絡協議会総会が七月一日長崎市内で開かれ、二百八十人が参加しました。

 総会のオープニングで子どもたちが歌やキッズソーラン、一輪車などを披露し、元気でたくましい子どもたちに参加者たちは拍手喝采でした。

 第三十回の記念総会の特別報告として、県連協の三十年のあゆみが語られ、父母たちの運動が今日の学童保育を作ってきたことが報告されました。

 中田和彦県連協会長は、「『放課後こどもプラン』が学童保育の統合、廃止につながるのではという不安が広がっているが、『プラン』を学童保育施策を充実させる一歩ととらえ、学童保育への理解を広げていく必要性がある。学童保育の岐路にあるいま、よりよい学童保育を創造するために学びあい、力を合わせよう」と呼びかけました。

 今年度の県連協の目標として、「学童保育の運営基準づくり」「指導員の労働条件の向上」「『日本の学童ほいく』誌の普及」などが確認されました。

 午後からは、全国学童保育連絡協議会副会長の片山恵子さんが「ぶつかりながら大きくなあれ」と題して講演。豊富な経験に基づいた片山氏の話に、ある指導員は「さまざまな子どもの問題を家庭だけの問題だけにせず、自分のことととらえなければいけないと思った」と感想を述べていました。