「しんぶん赤旗」2007/7/1
暮らし、福祉充実求め
県内をキャラバン行動


 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動長崎県実行委員会(くらふく実行委員会)は「もうたまらん重(住)民税・酷(国)保税 最賃あげろ、税金さげろ 怒りの県内キャラバン行動」に二十六日から二十九日まで県内を駆け巡りました。

 二十九日は島原半島に入り、島原市役所前など各所で街頭演説とビラ配布を行いました。

 「宙に浮いた年金問題は歴代自公民の責任です。社保庁を解体することは国の責任を投げ捨て宣伝カーから訴えるキャラバン参加者るもの。自公が決めた定率減税廃止で国民は大増税、大企業減税の穴埋めにされています。最低賃金を引き上げて人間らしい生活を保障し、地域循環型の経済を。悪政を競い合う自公民に暮らしは守れません。
 参院選で庶民いじめの政治にストップを」と訴えました。

 宣伝カーの近くのアパートで草を刈っていた女性(八六)は「年金ができた最初からずっと払い続けてきたが今になって黙って介護保険など引かれてしまうのはおかしい。所得は増えないのに住民税は四倍になって、市役所に抗議した」と怒りをおさえきれないようすでした。

 有明海で漁をしているという男性は「諫早干拓やめてもらいたい。対費用効果はなく、長崎県のためには何にもならない」、一緒にいた男性は「娘の給料は手取りで八万、親といるからいいが一人では生活できない」と語りました。