「しんぶん赤旗」2007/7/3
国民監視中止をただちに
党県委員会と大村市委員会が
陸自駐屯地に申し入れ



 日本共産党長崎県委員会と同大村市委員会は二十八日、違憲違法の自衛隊の国民監視活動の中止を求めて、陸上自衛隊大村駐屯地に出向き申し入れを行いました。

 申し入れには、ふちせ栄子参院選挙区候補、久野正義市議ら六人が参加、国民監視活動の全容を明らかにし、ただちに中止するよう申し入れました。

 この部隊にも「情報保全隊」があるのか、保全隊からの協力委託があるのかなどの質問に、応対した広報室長は「答える立場にない」の答弁に終始しました。

 大村生活と健康を守る会副会長の竹尾一夫さんは、「陸士出身である私は戦争に参加し、同僚や友人を失くした。二度と戦争をしてはいけない。大村の部隊からもイラクに派遣された。全員無事に帰ってきたのは憲法九条があったからだ。九条はあなたがたも守っている。九条がなくなったら自衛隊は海外で戦争するようになる。あなたがたも無事ではいられない。それなのに九条を守る運動を監視するのは許されない」と述べ、熱のこもった発言に広報室長も聞き入っていました。

 広報室長は、「申し入れの文書は上部にあげます」とのみ回答しました。