「しんぶん赤旗」2007/6/22
9条守る運動と連帯
あみの目平和行進実行委が総会

 二〇〇七年原水爆禁止あみの目平和行進実行委員会・世話人会総会が十三日、長崎市内で開かれ約三十人が参加しました。

 あみの目平和行進は、「核戦争阻止」「核兵器廃絶」「被爆者援護・連帯」の三点で連帯し、思想・信条・政治的立場の違いを越えて身近なところから行動を起こそうと一九八六年から長崎市内の各中学校区で取り組まれているものです。

 総会では、特別報告として「高校生一万人署名」のメンバーが「ミサイルよりもえんぴつを」運動や海外での署名活動などについて報告しました。「貧富の差をなくさないと平和にならない」「平和は自分たちが作ってくもの」「歴史を認識し合うことが大切と感じた」など高校生の自らの体験をもとにした発言に参加者たちは感銘を受けていました。

 渕上剛幸実行委員長は、「草の根の運動が世論をつくる。憲法9条を守る運動と連帯し、核兵器も戦争もない世界をめざそう」とあいさつ。
 行進の取り組みについて各中学校区から「学童保育のこどもたちにポスターを描いてもらっている」「こどもたちが書いた感想文を冊子にして返し喜ばれている」など学童保育や保育園、自治会などに働きかけ地域に根ざした活動として定着してきている経験が出されました。