しんぶん赤旗」2007/6/6
日本の青空、反響よんだ完成披露上映会
(写真は日本の青空ホームページより)


 長崎市のブリックホールで三日、映画「日本の青空」の完成披露上映会が午前、午後の二回開かれ、約八百人が鑑賞しました。会場は立ち見が出るほどの盛況でした。

 同映画は、日本国憲法制定のいきさつや日本の民権思想を受け継いだ憲法学者・鈴木安蔵らによる民間「草案」で、現憲法の原案になったことを紹介しています。

 この日の上映会には遠く対馬市、五島市など県内八市三町からの参加があり、同映画への関心の高さを示していました。

 映画を見た人たちからは、「憲法制定に日本人がかかわっていることを初めて知った」(五十歳代女性)、「自分と愛する人のためにも平和憲法を守ることが自分の責任だと思った」(二十歳代男性)、「憲法『改正』に反対です。政府は国民を再び思い通りにしようとしている」などの感想が寄せられました。

 映画「日本の青空」長崎普及委員会の里正善事務局長は、「日本国憲法誕生の真相、憲法がGHQの押し付けでないことを多くの人に知ってもらい、九条を守り世界に広げたい」と話しています。今後、県内の二十三自治体すべてで上映会を開く予定です。

 同映画は、すでに七月二十八日諫早文化会館で、九月五日長崎市民会館文化ホール(第二十一回ナガサキ平和映画祭)で上映されることが決まっています。