「しんぶん赤旗」2007/6/5
:憲法9条は世界の潮流
くらふく実行委員会が定期総会


 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動長崎県実行委員会(略称・くらふく実行委員会)の二〇〇七年度定期総会が五月三十一日、長崎市の県勤労福祉会館で開かれ、四十一名が参加しました。

 あいさつした平野友久代表世話人(民医連)は、ボリビア大統領が憲法九条を自国の憲法に取り入れたいと言っていることを紹介。「憲法九条は世界的に見れば大きな潮流、一歩一歩運動を進よう」と、改憲反対の運動強化を訴えました。

 国貞亮一事務局長が、一年間の運動と成果を報告、今後の活動方針を提案しました。

 総会では十一名が発言。「新幹線問題の運動の団体がない。大型シンポを開いて運動体結成の足がかりにしたらどうか」(県労連)「授業料三カ月滞納で出席停止、授業料の半額免除制度は改悪につながる」(高教組)「長崎市は十二年間保育士を採用していない。こどもの問題にもっと取り組もう」(自治労連)「認定農家だけがあらゆる面で優遇され、農民の中には不満がうっ積している」(農民組合)など活発な討論が続きました。

 総会には日本共産党の堀江ひとみ県議も来賓として出席、県民要求を県政に届けたいとあいさつしました。

 同実行委員会は県労連、民医連、高教組、新婦人など十一団体で構成されています。