「しんぶん赤旗」2007/5/26
若者が安心できる職場を
40人がリレートーク

 「一揆だ!格差と貧困をなくそう」。長崎県労働組合総連合(県労連)と全日本年金者組合県本部、「暮らしと福祉・教育の充実を」県実行委員会の3団体は25日、長崎市の大丸前で「アクション5.25」と銘打った大宣伝・署名活動にとり組みました。

 雨のために予定していた「大座り込み」を急きょ変更したもの。約40人が参加し、リレートークをしながらビラを配り、「最低賃金引き上げ」と「最低保障年金制度」を求める署名を呼びかけました。

 参加者は交代でマイクをにぎって発言。「若者に安心して働ける場がないのは本人の責任ではありません」「経済大国といわれる日本で、なぜ安心して生活できないのでしょうか」なのどの訴えに、行き交う市民も注目しています。

 署名のテーブルに駈け寄って「最低保障年金てなんですか」と自分の生活実態を訴えながら質問する人、ビラをていねいに読み「がんばって」と声をかけて署名する人も見られました。

 県労連が実施した「時給611円(県の最低賃金)の生活体験」した中村優子さん(30)は、「遊びに行くどころか、貯金もできないし、病院にも行けませんでした。せめて時給1000円の最低賃金に」と訴え。署名した市民から拍手が起きてていました。
 
 同行動には、日本共産党のふちせ栄子参院選挙区候補や長崎市議団も参加しました。