「しんぶん赤旗」2007/5/18
島原市議選20日告示
くらし守る しまだ候補
抜群の論戦、浪費やめさす


 長崎県島原市と有明町の合併(二〇〇六年一月一日)で誕生した新しい島原市の市議会議員選挙が、二十日告示・二十七日投・開票で実施されます。合併特例によって旧自治体の全議員三十七人が市議となった後、定数二十三でたたかわれる最初の選挙です。

 日本共産党(合併で現有二議席)は、しまだ(島田)一徳氏(59)=現市議、元有明町議=を立て、市政の監視役、国の悪政から住民の暮らしを守る防波堤として、また憲法九条の守り手として必勝を期します。

 同市は有権者約四万八百人(うち旧有明町は九千三百人)、観光と農業を中心とした島原半島の中心になる自治体です。

 日本共産党が実施した「住民アンケート」には、「国保税や介護保険料が高すぎる」「合併してよかったことはない(旧有明町民)」「地場産業と農業・漁業の振興を」など、合併から一年五カ月の新しい市政に対しさまざまな声が寄せられています。

 島田市議は、町議時代から六期二十三年間、欠かさず一般質問をおこない、抜群の発言力で住民の声を議会に届けてきました。合併後の市議会でも旧町出身議員の三倍の発言回数です。

 昨年の九月議会では、まだ十分使える防災無線システムを廃棄して新たに十三億円を注ぎ込む事業計画に対し、「税金のムダ遣い」と追及。市の負担の少ない事業に切り替えさせ「さすが共産党」と評価されました。

 今回健康上の理由で勇退する上田泉市議(同市本町在住)は、自らの八期三十二年間の市議活動への支援に感謝のことばをのべるとともに、「島田さんはためされずみの政治家。島原全体の市民の代表としてがんばってくれる人」と変わらぬ支援を呼びかけています。

 選挙戦は二十三の定数に三十一人が立候補を予定。党と後援会では告示を目前に、取り組みの遅れを一気に取り戻そうと街頭宣伝や支持拡大に全力投球です。