「しんぶん赤旗」2007/5/18
市長銃撃から一カ月
安心・安全の長崎へ全力
党市議団に市民「がんばれ」

左から、牧山、中西、内田、中田、津村の各市議
 日本共産党長崎市議団は、伊藤一長・前長崎市長銃撃事件から一ヵ月にあたる十七日、市内の繁華街で街頭に立ち、事件を改めて糾弾、「暴力を許さない、安心・安全な平和都市長崎をめざす」決意を表明しました。
 訴えたのは津村国弘、中田ごう、内田隆英、牧山隆、中西敦信の各市会議員。

 市議団は交代でマイクを握り、伊藤前市長の冥福を祈るとともに、議会として国と関係機関に対し、銃器や暴力団対策の徹底を要請する「意見書」を全会派一致で決議したことを報告しました。

 市議団は、「いかなる理由があっても許されない凶悪な行為」として事件の徹底究明を重ねて要求。「個人的な恨みが現職市長殺害の動機になるのか」など、市民がもつ疑問や事件の根本原因はいまだ明らかにされていないと強調しました。

 街頭では、「忘れてはいけない事件」「がんばって」など手を振ったり、注目して訴えに聞き入る市民も目立ち関心の高さがうかがわれました。

 宣伝カーのそばで聞いていた西一光さんは、「許されないこと、残念というほかない。長崎では以前、県議会議長が何者かに殺される事件もあった。暴力団の動きが目立つ」といいます。

 別の女性は、「(銃殺は)ひどすぎる。警察は暴力団の動きは知っていたのではないかとさえ思う。共産党は一番まもともなことを言っているがんばってほしい」と話していました。
   
 日本共産党・津村国弘市議団長の談話
 戦争という最大の暴力に対して生命をかけて立ち向かい、平和と民主主義を実現するために八十五年間がんばり続けてきた党として、二代にわたる現職市長への銃撃事件を心からの怒りをもって糾弾する。
 暴力を許さない世論の先頭に立ち、市民のみなさんと力を合わせ、平和な安全・安心の長崎市を築くために全力を尽くしたい。