「しんぶん赤旗」2007/5/11
改憲手続き法案廃案へ
  長崎市で昼休みデモ

憲法改悪反対長崎県連絡会と同ながさき連絡会は10日、長崎市内の市役所通りで緊急昼休みデモを行い、「改憲手続き法案の強行採決を許さない」と同法廃案への決意をアピールしました。
 
平和、民主団体の代表、市民ら七十数人が駆けつけました。

 同法案は、国会審議を通じて最低投票率の規定問題や公務員の運動制限など問題点が続出し、中身はぼろぼろの状態。中央公聴会も開かないままの採択かという異常な事態とな
なっています。

 デモ参加者は、「手続き法案の強行採決許すな」「欠陥だらけの法案は廃案に」とシュプレヒコールを繰り返し、「憲法九条を守り、世界に広げよう」と市民の世論喚起を呼びかけました。

 昼食を買い求める市役所職員や建設現場の労働者、バス停の市民らも注目。「憲法は主権者・国民のもの。勝手に変えるなといいたい」と話す人もいました。

 デモ後の集会で、国会情勢を報告した県高教組の吉岡賢委員長は、「今週がヤマ場。ファックスやメールなど強行採決を許さない抗議や要請を与党関係者に集中を」と緊急行動を呼びかけました。