「しんぶん赤旗」2007/4/19 くらし・家庭面
命と暮らしを守る先頭に立ってたたかい、激戦を勝ち抜いた日本共産党の女性議員たち。その思いを聞きました。


激戦勝ち抜いた女性議員の思い   
長崎県議(長崎市区)堀江ひとみさん(48)
一人ひとりの声をまっすぐに

 十一日の当選証書授与式は県議会議場で。「ここが県民の声を届ける、私にとっての戦いの場、戦場になるんだ」と気持ちを新たにしました。

 諫早湾締め切りから十年目を迎えた干拓事業に、毎年三十億円。新幹線長崎ルートにも、毎年三十億円・・・。長崎県は、こんなむだな大型公共事業の一方で、県民所得は四十四位。それなのに、乳幼児医療費助成への現物給付への補助金を削る予算案を出したり、国保税に対する補助金を市町村に出していない十県の内の一県だったり。
 四期十六年の長崎市議時代には、「もっと県の後押しがあれば・・・」という思いでいっぱいでした。
 オール与党の県議会なので、「大型事業より県民の暮らしや福祉を守る県政を」といえるのは日本共産党しかいません。

 もう一つ、本当に遅れてるなあと思うのは、県議会の民主化ですね。議会開会中、県知事・県幹部と与党議員が料亭で飲み食いし、知事らの費用は税金「食料費」から支出、議場内ではなれあいの質疑を繰り返しています。たった一つの大切な議席を、こんな人たちに渡すわけにはいきませんでした。

 定数は十四のまま合併七町が加わって、衆院一区より広い選挙区に十六人が立候補。そんな中で、一万六千七百十四票でトップ当選させていただきました。

 選挙戦ではものすごい広がりを感じました。あちこちで「ゆうたよー」と声をかけられたんですね。自分が一票入れただけじゃなくて、「周りの人にも言ったよ」って。

 いろいろな思いを込めて入れてくださった結果が、トップ当選へとつながったんですね。一人ひとりの思いをまっすぐに県政へ届けたいです。