「しんぶん赤旗」2007/4/13
改憲手続き法案廃案に
連絡会が長崎市の官庁街をデモ

 
自民・公明政権が憲法改悪のための手続き法案衆院強行の動きを強める中、憲法改悪反対長崎県連絡会と同ながさき連絡会は12日、長崎市の官庁街で、「改憲手続き法案は廃案に」と訴える昼休みデモを行いました。
 連絡会に参加する諸団体の代表や市民ら120人を超す人たちが駆けつけました。

 参加者は団体ののぼり旗や「憲法9条守ろう」などと書かれた手作りのプラカード、横断幕などをかかげて市役所前から県庁前までを往復。「憲法改悪手続き法はいらない」「九条は世界の宝」などのシュプレヒコールが市役所職員らが往来する官庁街に響きました。

 宣伝カーから、「2割に満たない賛成で改憲される」「金の力で憲法が買い占められる」などと、同法案の重大な問題点を市民に訴えました。

 仕事着のまま参加した若者姿も目立ちました。そのうちの1人、作業療法士の橋詰真弓さん(29)は、職場の「九条の会」で作ったタペストリーをしっかりもって「何としても憲法9条と平和を守りたい」とこぶしをあげました。

 バス停でベンチに座っていた男性は立ち上がり、「憲法を変えるとはとんでもないことだ」と行進にエールを送っていました。

 行進後、高教組の吉岡賢委員長が国会情勢を報告し、反対運動のさらなる強化を訴えました。