しんぶん赤旗」2007/3/10
二〇〇七年国際女性デー長崎集会
改憲ストップ!格差社会ノー!


 「改憲ストップ!格差社会ノー!「いま輝かせよう日本国憲法」をスローガンに、二〇〇七年国際女性デー長崎集会が八日、長崎市魚の町の市民会館で開かれ五十数人が参加しました。(実行委員会主催)

 集会では、NPO法人ドメスティックバイオレンス(DV=配偶者などから受ける暴力)防止ながさきの松本美恵子副代表が、「女性への暴力をなくしたい|DV・デートDVの現状と防止活動」と題し講演しました。

 同氏は、DVとは「一方的に相手を支配すること」であり、身体的暴力だけでなく精神的、経済的、性的暴力などさまざまな「力」を使うと強調、「暴力を甘く見る社会は絶対に許されない」とのべました。

 各分野の女性たちが活動を交流し、「親の方から『悪いことをしたら殴ってほしい』と求める傾向がある」(教師)、「DVは、国という権力による弱者いじめの構造につながっている」(業者)などの意見が出されました。

 参加者からは、暴力に甘い「文化」や情報が氾濫しているなかで、嫌なことは「NO!」と言い、気持ちを伝え合うことが大切などの声が聞かれました。「夫が生活費をまともに渡さず、金銭を乞わせるような関係もDVにあたると知りなるほどと思った」と感想を語る女性Iもいました。

 集会では「世界の女性と連帯し、平和とくらし、いのちを守ろう」とのアピールを採択しました。