「しんぶん赤旗」2007/2/22
長崎ランタン祭
一万五千個のランタンやオブジェ、中国風の催しで連日賑わう
長崎市


 「二〇〇七長崎ランタンフェスティバル」(実行委員会主催)が十八日、スタートし、連日多くの観光客や市民でにぎわっています。

 今年の干支(えと)・イノシシをモチーフにした高さ八bのメーンオブジェ「諸事如意」(ツゥスーゥイ−何ごともうまくいくの意)をはじめ、大小のオブジェと一万五千個のランタン(中国提灯)が長崎市をオレンジ色に彩っています。

 主会場の湊公園や中央公園では、午後三時ごろから夜八時半まで中国色豊かな獅子舞や本場の「中国雑技」が予定されています。唐人屋敷会場(湊公園にほど近い場所)でも胡弓の演奏などが楽しめます。

 二十五日(日)午後には、唐の貿易船の航海安全を祈願した、江戸時代の「媽祖(まそ)行列」が興福寺まで繰り広げられ、行列は最終日の三月四日(日)に興福寺から眼鏡橋を渡り唐人屋敷に戻ります。

 同フェスティバルは市内新地の中華街で行われた中国の旧正月(春節祭)を九四年に発展させた長崎の冬のイベントで、二週間の期間中に八十八万人の人出が見込まれています。詳細のプログラムはインターネットで知ることができます。問い合わせはрO95・829・1314の実行委員会まで