女性蔑視許せない
厚労相の罷免要求
長崎市で緊急昼休みデモ

 「柳沢厚生労働相の『女性は生む機械』発言は許せない」「少子化対策に逆行する労働法制改悪反対」。長崎県労働組合総連合(県労連)と新日本婦人の会長崎県本部は二日、長崎市の官庁街で「柳沢厚労相の罷免を求める|緊急昼休みデモ」を行いました。

 強風に雪が舞う悪天候のなか、新婦人や労組婦人部の女性たち、市民ら約七十人が駆けつけ、怒りの声をあげました。

 参加者は、「女性蔑視発言は許しません」「かばう安倍首相も同レベル」などと書かれた手作りのプラカードをかかげて行進しました。

 マイクでは、「結婚もできない低賃金や、子育てと両立できない長時間労働、保育環境の改善こそ厚生労働省の仕事。柳沢厚労相に大臣の資格はない」などと訴え。「大臣はやめなさい、総理は罷免しなさい」「ただ働きを合法化するホワイトカラーイグゼンプション反対」とシュプレヒコールを繰り返しました。

 デモのそばを歩いていた若い女性の三人連れは「絶対やめさせるべき」と怒りの表情。近くの女子中学生の集団は「大臣はあんなこと言っていいんだ」と笑い飛ばしています。

 バスを待っていた市内の女性(39歳)は、「子どもが少ない世の中、あんなことを平気でしゃべるなんて心の中で思っているんだとショックでした。(それをかばう)安倍総理があれじゃね。困ります」とあきれ顔でした。