「しんぶん赤旗」2007/1/9
成人式会場前で街頭宣伝
「世の中先が見えない」と新成人の声


 日本共産党長崎南部地区委員会は「成人の日」の八日、長崎市主催の式典が行われる公会堂前広場(同市魚の町)で、晴れ着やスーツ姿の新成人に祝福の声をかけ、平和で暮らしやすい社会をともにつくろうと呼びかけました。

 中西あつのぶ党市青年学生部長(長崎市議候補)ら三人が、新成人になった抱負を聞きながらビラを配りました。

 時折小雨がぱらつく天気でしたが、次々に集まってくる新成人のなかには、ビラを熱心に読んだり、「選挙権をもらったらすぐ選挙ですね。関心はあります」と話す若者もいました。「成人おめでとう」と声をかけ、「政治に何を望みますか」と質問すると、「地球温暖化とか生活環境が心配」(女性)「殺人が増えそう」(女性)「目の前の就職に不安があります」(男性)など、今後に不安を感じている返事が多く聞かれました。

 真っ先に会場にきた村田優さん(20歳)は、福岡の大学に在学中。「これからは自由に好きなことがやれるのがうれしい。いまは学校のことで頭がいっぱいですが、子どものいじめ問題や教育に関心があります」と笑顔いっぱいでした。

 今年の同県内の成人者は約一万八千六百人、年々減少が続いています。