「しんぶん赤旗」2007/01/09
新年初の核廃絶署名
県原水協「声広げよう」


 原水爆禁止長崎県協議会(県原水協)と同長崎協議会(ながさき原水協・長崎市)は八日、長崎市浜町の大丸デパート前で、新年最初の「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名に取り組みました。

 民主諸団体の代表など二十人が、真新しい「原水協」の腕章をつけて署名を呼びかけながら、「非核と九条が輝く日本を」と訴えるビラを配りました。

 県原水協の片山明吉事務局長は、世界に核兵器拡散の危険な動きが広がっている現実をのべ、「二〇〇七年を核兵器廃絶へ大きく前進する年にするために、被爆地長崎から、非核と憲法九条守れの声を広げよう」と訴えました。

 行き交う家族連れや友だち連れ、成人の晴れ着姿の若者、中学生のグループなどが、「先の見えない社会はいや」「平和がいい」と話しながら次々に署名に応じていました。

 子ども二人を連れた市内の女性は、「きな臭さや暮らしにくさを感じる世の中。この子たちのためにも平和な世界になってほしい」と署名に思いを込め、募金を託しました。
 一時間余で二百六十人から署名が寄せられました。