「しんぶん赤旗」2006/12/27
県原水協が原爆ホームと原爆病院で被爆者見舞う


 年の瀬を前にして原水爆禁止長崎県協議会(県原水協)は二十六日、日赤長崎原爆病院(長崎市茂里町)と恵の丘長崎原爆ホーム(長崎市三ツ山町)を訪れ、被爆者を激励するとともに見舞金や「ちひろカレンダー」を届けて関係者と懇談しました。訪問したのは県原水協の柴田朴代表委員と三輪博志常任理事の両氏です。

 恵の丘原爆ホームでは、入園中の三百五十人の被爆者を代表して四人が、堤房代施設長や職員らとともに出迎えました。

 柴田代表委員は、「いっときも早く核兵器を廃絶するためがんばりますので、長生きして核兵器が無くなるのを見届けてください」と被爆者を激励。九十二歳になる後田管野さんが、「ご多忙のなか、いつも私どものことを気にかけていただきありがとうございます」と、元気に見舞いへのお礼をのべました。

 これに先立ち両氏は、原爆病院の進藤和彦院長と懇談、合わせて核兵器廃絶「すみやか署名」への協力を呼びかけました。同院長は、「入院被爆者の平均年齢は七十三・九歳。実数は千八百人を超え高齢化とともに年々増加している」などと語りました。