「しんぶん赤旗」2006/12/26
古代エジプト展
青いミイラマスクが世界初公開


 古代エジプトの発掘品を集めた、世界初公開の「吉村作治の早大エジプト発掘w年展」が二十二日、長崎市立山の長崎歴史文化博物館で始まりました。吉村作治・早稲田大客員教授らによる古代エジプト調査隊が四十年間の調査で発掘した約二百五十点が展示されています。主催は長崎新聞、NBC、早大エジプト学研究所。

 会場には、約三千八百年前の未盗掘ミイラ「セヌウ」の青いミイラマスクとその木棺をはじめ、ライオン女神像と子どものクフ王、ツタンカーメン王とアンケセナーメン王妃の指環、装飾品など、エジプトファンならずとも興味のわく品々が並んでいます。

 「エジプト大好き」という女子高生の二人連れは、「歴史の隔たりを感じさせないものばかりでわくわくします。メイン(ミイラマスク)は最後に見ます」と時間をかけ、ていねいに展示物に見入っていました。

 エジプト展は来年二月十四日(水)までの午前八時半〜午後七時(一月一日は午前十時から、一月十六日は休館)。一般・大学生千二百円(前売り千円)、高校生千円(八百円)、小中学生五百円(四百円)。