長崎県庁裏金問題
重大な知事の責任。真相究明に全力
党県委員会が街頭から訴え

訴える山下委員長(左)と中田県議

 10月31日の記者会見で、就任直後から「裏金」の存在を知っていたことを認めた、金子原二郎知事。11月1日は、新聞各社も一斉に大きく報道しました。

 11月1日午後、日本共産党長崎県委員会の山下満昭県委員長と中田晋介県議は、長崎市の繁華街の数カ所から街頭宣伝を行いました。
 
 山下県委員長は、1月の知事選挙のときの公約に、「見える県政、感じる県政から開かれた県政に」、「徹底した情報公開」を公約にかかげていたことを、当時の政策パンフを示して紹介。
 しかし公約とは裏腹に、「7年前から1億8千万円の裏金があったことを知りながら、公表しなかった。また、28日の会見では『全く知らなかった』と言いながら、31日の会見では、渋々知っていたことを認めた。隠そうとばかりする知事の責任は極めて重大」と指摘しました。
 
 中田晋介県議は、「裏金のことを知り、税金を払うのがイヤになった」という、寄せられた県民の声を紹介しながら、県庁の不正経理の一端を紹介しました。
 そして、二転三転する県知事の姿勢を厳しく批判し、「議会としても真相究明にのりだすように、本日議長に対して代表者会議の招集を求めた」と述べました。
 そして、百条調査委員会の設置を含めて、県議会が充分な働きをするように力を尽くしたいと、真相究明に向けた決意を表明しました。

 バスや電車を待ちながら演説をじっと聴く人の姿が目立ち、各所で手をたたいて激励する人が見られました。