「しんぶん赤旗」2006/9/27
高校生一万人署名、新実行委員会がスタート


 被爆地長崎から「核兵器も戦争もない平和な世界を」と活動を続けている、「高校生一万人署名活動」の新しい実行委員会の結成集会が二十四日、長崎市の教育文化会館で行われました。

 七年目の新実行委員会結成には、県内十四の高校と一つの中学校から三十六人が参加、来年八月までの活動をスタートさせました。
 今年の目標は、県内の高校に手紙を送って署名への協力を訴えることや、活動を国内外に広げ、同世代の若者たちに核兵器廃絶や平和を考えてもらうきっかけをつくることなどです。

 集会では、「なぜ署名活動に参加しようと思ったか」「平和のために何をすればよいか」などをテーマに話し合い。
 中学の時、被爆者の体験を聞いたり、沖縄のことを学び「自分に何ができるか考えた」、「この活動は上下関係もなく初めての人でも笑顔でいられる。他校の人という気がしない」「署名など継続こそ力」と、積極的発言が続きました。

 同活動をサポートしている平野伸人さんは、「(実行委員会は)すべてを自分たちでやっている。すごい力があり、すばらしいことと思う」と参加者にエールを送っていました。
 新しい実行委員会は十月一日に街頭署名を開始、十回目となる「高校生平和大使」に託す街頭署名をスタートさせます。