「しんぶん赤旗」2006/9/26
田村候補が香焼町、伊王島町で台風被災者見舞う


被災者から要望聞く田村氏と津村市議(右端) 日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は二十二日、台風一過の長崎市香焼町を訪れ、被災家屋が相次いだ馬手ヶ浦地区などの住民を見舞い要望を聞きました。津村国弘市議、丸山一日出党地区常任委員(同町在住)が同行しました。

 八十歳を超えた砂川清子さんらが住む賃貸アパートの屋根は丸ごと吹き飛び、各部屋の上はブルーシートもないままの青天井です。五世帯のうち四世帯は市営住宅に仮移転しましたが、家財道具やガレキを片付けていたお年寄りたちは「もう立ちきらんよ」と座り込みます。障害者をかかえる別の家では、玄関を開けたら天井板が垂れ下がっていました。

 そばでは「雨が降る前に何とかせんば」「無利子の融資をぜひお願いします」など、田村候補への訴えが続きます。ここ数日、津村市議の携帯電話は生活相談で鳴りっ放しです。住民の間からは、「市に電話したら『職員が減って対応できない。自治会でやってくれ』といわれた」「対応が遅く合併前の香焼町のときは考えられなかった」の声が相次ぎました。

 同日夜の「田村さんを囲む集い」で同候補は、「被災家屋の写真や被災者の声をすぐ国会議員にも送り、災害救助法などの適用が受けられるよう全力をあげます」と語りました。

 これに先立ち、田村候補は同市伊王島町を訪ねて内田隆英市議とともに街頭演説。台風被害を見舞い、「日本共産党とともに小泉政治の転換を」と訴えました。