「しんぶん赤旗」2006/9/12
国連総会むけ「すみやかな核兵器廃絶を求める署名」
長崎市で新婦人が

 被爆地長崎から「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名をたくさん国連に届けようと、新日本婦人の会県本部と同長崎支部の女性たちは九日、長崎市の大丸前で街頭宣伝・署名活動に取り組みました。
 原水爆禁止長崎協議会(ながさき原水協‖長崎市)の呼びかけにこたえた、十月の国連総会むけのて活動です。十人が参加しました。

 広島、長崎の市長をはじめ、作家の大江健三郎さんや井上ひさしさん、俳優の米倉斉加年さんらも賛同を寄せているポスターを広げ、ビラを配って、「核兵器のない平和な世界と日本を」と訴えました。
 土曜日の午後とあって人通りも多く、若い女性たちや、親子連れ、帰宅途中の高校生らが次々に署名しました。記帳する間も、核兵器をなくす署名の大切さなどで対話を交わす光景も見られました。「昨年のNPT会議(核不拡散条約再検討会議)には日本からたくさんの人が来ましたね」と激励するニューヨーク在住の日本人観光客もいました。

 女子高校生の三人連れの一人は、「原爆でいまも苦しんでいる人たちの気持ちになれば、署名ぐらいしなければ」と話していました。
 「六・九行動」のこの日は、午前中も年金者組合のメンバーらが平和公園で「すみやか署名」に取り組みました。