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「しんぶん赤旗」2006/8/4
原水爆禁止世界大会・長崎大会は8日、9日
全九州からの力結集し成功を

 原水爆禁止二〇〇六年世界大会が二日の国際会議で始まりました。広島大会に続き八日・九日の両日には「世界大会・長崎」が開かれます。

 今年の大会は五カ国の政府代表や世界の反核・平和運動をすすめているNGO(非政府組織)の代表、被爆者、市民らが一堂に会し、核兵器廃絶と反戦平和への大きな流れをつくる重要な大会となります。

 被爆地長崎ではいま、連日「あみの目平和行進」や「すみやかな核兵器の廃絶のための署名」、被爆写真展、子どもむけ映画会などが多彩に取り組まれています。

 長崎県実行委員会では、被爆地長崎の市民はもちろん、「全九州からの代表の力を結集して大きな成功を」と積極的参加を呼びかけています。

 八日の「国際交流フォーラム」(午後一時、長崎大学中部講堂)には、エジプト、メキシコ、アラブ連盟の代表を含む七十数人の海外代表が参加を予定。被爆者や市民とともに「核兵器のない平和で公正な世界を」をテーマに討論します。

 昨年に続く「第二回核兵器なくそう−世界青年のつどいINナガサキ」(午後五時半、市民会館文化ホール)では、フランス、スウェーデン、韓国、インド、アメリカなどから多数の青年が参加し、反核平和への連帯と友情を深めて交流、「キャンドルピースウォーク」を行います。

 九日の「原水爆禁止二〇〇六年世界大会・長崎」(午前十時半開会、市民会館体育館)では、被爆者を代表して長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄会長が特別発言。長崎から世界にむけてアピールが発表されます。
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 世界大会長崎県実行委員会・片山明吉事務局長の話
 病気静養中の被爆者・山口仙二さんから「世界大会の成功そのものが核兵器廃絶への大きな力」と、参加への強い思いが寄せられています。核兵器廃絶・戦争反対の運動は米国などのさまざまな妨害はあっても世界中で前進しており、いまががんばりどきです。参加者一人ひとりの力でナガサキから平和への思いを発信しましょう。