「しんぶん赤旗」2006/7/4
今こそ憲法、教育基本法
長崎県母親大会に650人


 二〇〇六年長崎県母親大会(鎌田信子実行委員長)は二日、長崎大学経済学部キャンパス(長崎市片渕町)に県内からのべ六百五十人が参加して開かれました。

 前半は憲法・教育基本法、学校事件、食べ物と生命力、年金、職場、メンタルヘルス、「長崎の社会運動」の七テーマで分科会。全体会では各分科会の討論内容が報告され、東京・ちひろ美術館の松本由理子副館長が記念講演しました。

 「危ない!憲法、教育基本法|『愛国心』教育で日本の未来はどうなる」がテーマの第一分科会では、渡邊弘活水大講師が助言。教育基本法改悪案では、「基本計画を政府がつくり国会には報告だけ。コントロールできずやりたい放題に何でもやれるようになっている」と条文も示して明らかにしました。

 参加者からは、「(戦前は)真実を教えるべき学校が、戦争で人殺しを教える場に変わった」「(いま)学校現場は子どもの感性をおきざりにしてロボット扱いする傾向があり、子どもも問題によって自分の考えを出すのを抑制している」などの意見が出されました。

 「いわさきちひろの世界−今、ほんとうのやさしさと平和を求めて」と題して講演した松本さんは、いわさきちひろの戦前の体験と「戦火の下の子どもたち」などの諸作品を紹介、「母や子の表情から、戦争したらいけないとのちひろの思いが痛いほど伝わってくる」などとちひろの絵の世界を語りました。
 松本さんは、「『(ちひろは)世界中の人たちに平和としあわせを』という生き方によって自らの壁を超えた」としめくくり、参加者から大きな共感と感動の拍手がおくられました。
 大会では、「いまこそ平和憲法、教育基本法を堅持し、力を合わせてよりよい時代を」と呼びかけるアピールを採択しました。
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 「わたしが選んだ『ちひろ展』」が、長崎県美術館で八月四日から九月三日まで開かれます。