「しんぶん赤旗」2006/6/17
二十周年目の「原水爆禁止あみの目平和行進」
成功めざし世話人総会開く


 今年で二十周年を迎える「原水爆禁止あみの目平和行進」の実行委員会・世話人会総会が十五日、長崎市の県勤労福祉会館で開かれ、今年の取り組みについて討論、方針を決めました。

 「核戦争阻止」「核兵器廃絶」「被爆者援護・連帯」の三目標で力を合わせ、世界大会を成功させようと被爆地長崎で中学校区ごとに毎年取り組まれているもの。各校区の世話人代表や実行委員二十人が参加しました。

 緑ヶ丘中学校区の吉田次雄さんと元長崎原水協役員の福田フジヱさんが二十年間の歩みを振り返えって報告。「映画会と被爆者の話をセットに子どもたちの所に積極的に出かけ、原爆の怖さ、悲惨さを訴え前進してきた」「(あみの目行進は)地域に根ざした被爆地にふさわしい活動」とのべ、原点にかえった節目の年にふさわしい取り組みを呼びかけました。

 事務局の大塚孝裕さん(ながさき原水協)が、「各校区で五人以上の世話人をつくり、平和行進の実施内容、映画会、パネル展、署名など、多彩に具体化を」と取り組み方法を提起しました。

 各中学校区の代表からは、「高校生一万人署名の若者たちと交流し思いを聞きたい」「きめ細かい準備で行進の参加者を増やしたい」などの意見が出されました。

 総会では、二十九日にスタートする「国民平和大行進・長崎|広島コース」の準備を合わせてすすめることを確認しました。事務局は「ながさき原水協」電話095・823・9398。