「しんぶん赤旗」2006/4/23
米核空母寄港中止を
非核県民の会が要請文


 米原子力空母リンカーンが25日から5日間、長崎県佐世保に寄港しようとしていることで、「非核の政府を求める会」(代表常任世話人・鮫島千秋氏ら3人)は21日、ブッシュ米大統領や小泉純一郎首相らあてて「米原子力空母リンカーンの佐世保寄港の中止を求める要請」文書を送付しました。送付先は外相や防衛庁長官、長崎県知事、佐世保市長ら6氏。
 「要請」は、同原子力空母の寄港が@被爆県長崎が米国による大義なき戦争の出撃基地にされるA佐世保が米原子力空母の母港にされる恐れがあるB「非核証明」がなく核兵器搭載疑惑が濃厚などと指摘しています。
 被爆県・長崎が戦争に巻きこまれる恐れがあり、核兵器廃絶を願う被爆県民の声を踏みにじるとして寄港中止を強く求めています。
 金子知事あてには、自由と平和の尊厳に関する長崎県宣言」をかかげる被爆県の知事として、米国政府に対し、寄港中止を申し入れるよう求めています。