「9条守れ」の一点で 「九条の会」呼びかけ人 奥平康弘さん
 この一、二年、「表現の自由」ひとつとっても改憲に向かう動きと無関係ではありません。自衛隊のイラク派遣に反対するビラを配って逮捕・拘留される事件などが続き、長崎では原爆の「語り部」に意見の分かれることは発言しないでほしいと求める問題がでてきました。戦争責任や憲法九条、自衛隊のイラク派遣、有事法制、靖国参拝問題など例として挙げられています。

 「表現の自由」の立場からすれば、意見が完全に一致することなど何ひとつありません。ある出来事について意見をもつから案内人や語り部活動をするのです。
 「事なかれ主義」や「長いものには巻かれろ」は支配する人に迎合することです。戦前に少・青年時代を生きた者として学んだのは、「社会に対し自分の意見を持つこと」でした。

 日本は自らの手で戦争を裁く法廷をもたないままきました。そのツケが憲法「改正」の動きです。改憲勢力はボールを蹴ってきました。私たちはこれを何としても蹴り返し潰さなければなりません。「九条守れ」の一点で力を合わせ阻止することが緊急の課題です。
足並みそろえて運動へ 前長崎市長 本島等さん
 二月十四日付けの「しんぶん赤旗」に、国民健康保険証の取り上げ三十万件超、四百七十万世帯が保険料を払えなくなっているという記事が出ていて、「貧しい病人は切り捨てるのか」と非常に腹が立った。かつての戦争で三百十万人が犠牲になったが、そのうち百四十万人の軍人は餓死と栄養失調でした。

 いままた四百七十万世帯、二人家族なら九百万人が、国民を守るべき国によって、貧しいからといって切る捨てられようとしているのです。こんなことは許されないことです。

 多くの宗教団体が「九条に対して手をつけるべきでない」などと語り、数千万の署名を集めてきました。「平和への道は善」と、本当に運動をしていただき足並みをそろえて九条を守る力にしましょう。

長崎県九条の会「平和憲法を守ろう!講演会」での講演から

5月3日、県九条の会が主催した講演会で、講師二人の講演要旨を紹介します。

「しんぶん赤旗」2006/5/4