2006年国際女性デー長崎集会


 「許すな!憲法・教育基本法改悪、大増税」「守ろう!くらしといのち」をスローガンに、二〇〇六年国際女性デー長崎集会が四日、長崎市で開かれました。実行委員会主催、約五十人が参加しました。
 集会では、長崎労働局雇用均等室の井上みつ子室長が「女性がいきいきと働き続けるために」と題して講演。パートや派遣労働が広がっている事例を示し、「十年から二十年後は、人材養成されていない人が中核となり、企業体力が維持できなくなる」との強い懸念をのべました
 同氏は、「男性の長時間労働が、子育てへの女性の負担感を大きくし、孤独な子育てを強いられている」「ニートやフリーターが増え若者が自立できない」などの実態を踏まえた子育て支援策が必要と強調しました。
 集会では、「教育分野に数値目標や成果主義賃金が持ち込まれ、子ども不在の教育になりつつある」(高校)、「職場での憲法九条を守る取り組み」(病院)などと、各分野の女性たちの活動を交流しました。
 憲法や教育基本法改悪、米軍基地再編・強化、格差社会の拡大、「安全・安心」への不信など、希望が見えない社会に対し「女性の心を一つにして声をあげよう」とのアピールを採択。ミモザの花をかざして繁華街をパレードしました。

「しんぶん赤旗」2006/03/07