ランタン祭
一万五千個の中国風ランタンやオブジェで、連日賑わう長崎市


 中国風ランタンと大小のオブジェ一万五千個が夜の街を彩る、「二〇〇六長崎ランタンフェスティバル」が、長崎市の中華街と周辺の中心街一帯で開かれ、連日多くの観光客や市民でにぎわっています。

 同市新地の中華街で行われていた中国の旧正月(春節祭)を発展させた長崎の冬のイベント。

 主会場の湊公園と中央公園、唐人屋敷会場などで、中国雑技や胡弓演奏、龍踊りなどさまざまな催しが、毎日夜九時ごろまで中国色豊かに繰り広げられます。

 五日には、江戸時代に長崎に入港した唐の貿易船の航海安全の神「媽祖(まそ)」を、興福寺に安置するまでの「媽祖行列」が行われました。夕暮れの眼鏡橋周辺にも多勢の人垣ができ、珍しい行列と黄色のランタンで異国情緒を盛り上げていました。
 「長崎ランタンフェスティバル」は十二日まで。問い合わせはрO95・829・1314の実行委員会まで

「しんぶん赤旗」2006/2/8