長崎県知事選に山下満昭氏。党県委員会が発表


 日本共産党長崎県委員会は十七日、県庁で記者会見し、十九日告示・二月五日投票の長崎県知事選に、山下満昭(やました・みつあき)氏(53歳)‖党中央委員・長崎県委員長‖を公認候補として擁立すると発表しました。
 中田晋介県議が同席しました。
 「くらし、子ども、憲法を守る」県政への転換を訴え、知事選を準備してきた高村暎(あきら)氏が健康上の理由から立候補を断念せざるえなくなった事態をうけ、立候補を表明したものです。
 山下氏は、「民主長崎県政をつくる会の一員として高村氏の思いを受け継ぎ、県民の暮らしを応援する唯一の県政野党として、県民が主人公の県政をつくりたい」「想定外の事態で決定がおくれたが、政党としての責任を果たす」と、時間的ハンディを乗り越えてがんばりぬく決意を表明しました。
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 山下氏は知事選をたたかう政策の中心点について、「お金の使い方を切りかえ、暮らし第一の県政を実現する」と訴えてきた高村氏の政策を受け継ぐとともに、「県政を動かす力は、幅広い県民みなさんと日本共産党との共同にある」ことをおおいに訴えたいとのべました。
 知事選にあたっての同氏の訴えの要旨は次の通りです。
 小泉「構造改革」によって大増税や社会保障制度の改悪が押し付けられるなか、県民の暮らしを守るべき県政は、暮らしや福祉・教育、中小業者向けの予算を削り、大型開発優先で県民に痛みを求めてきた。借金財政の原因にはフタをし、県民にガマンを押し付けるのは間違いです。
 競争をあおって格差社会を広げ、「自助自立」「自己責任」と称して自治体の責任をあいまいにするのは許されません。県民が苦しんでいるときこそ、暮らしを応援するのが地方自治体本来の仕事です。
 憲法を守り平和を発信する県政、ムダ使いを正して県民の願いを実現する心の通った県政を実現します。

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