新年を迎える準備に大わらわ

 2005年の大晦日。県下各地で新年を迎えるための、様々な準備がすすめられています。

 このうち長崎市の新牧野町では、農家の主婦などが朝早くから年越しソバづくりに励んでいます。
 ここYさん宅では、自分の畑で栽培したソバを使った100%ソバづくりが午前3時過ぎから始まりました。
 そば粉を水に溶き、10センチぐらいの丸い固まりに練りあげます。それを長い棒で薄くなるまで延ばします。
 延ばしたソバは幾重にも重ねられ、適当な薄さに切られます。それを煮えたぎった大釜に入れ、しばらく煮立ちます。

 ソバを釜から取り出すと、冷たい水で冷やし、何度も水洗いします。こうして完成したソバは、プラスチックの容器にひとつひとつ詰められて完成です。

 容器に詰められたソバは、毎年楽しみにしてる人たちに配られます。
 市内の中心部からYさん宅にソバをもらいに来た公務員の男性は、「牧野のソバでないと年が越せないほど、おいしい麺です。」と、笑顔で持ち帰っていました。