大増税ストップ
消費税なくす会が、今年最後の宣伝・署名


 消費税をなくす長崎の会は二十四日、長崎市の大丸前で通算百五十七回目の街頭宣伝・署名活動を行い、九人が参加して大増税反対と「なくす会」への入会署名を訴えました。
 二十四日は、十七年前に「高齢化社会」のためという名目で、消費税が国会で強行採決された怒りの日。なくす会の吉田恒雄事務局長らは、「この十七年間に徴収された消費税の累計は百四十八兆円、同じ期間に減額された法人税は百四十五兆円」と、消費税導入が大企業の減税のためだったことをあばき、強まっている消費税率引き上げの動きに反対の世論をと訴えました。
 この日は今年最後の行動。署名ボードをもった会のメンバーは道行く市民に駆け寄りながら声をかけて署名を呼びかけ。「これから先のことを考えると不安がいっぱい」などと、高齢者や女性、高校生が積極的に署名に応じていました。
 七十三歳という年金生活の女性は、「クリスマスも正月もありません。ひどい世の中です」と嘆いていました。
 サラリーマン風の男性は、「民主党も消費税引き上げといっていますね。憲法九条も改定というし、国民がもっとしっかりせんば」と話していました。

「しんぶん赤旗」2005/12/28