「労働相談ホットライン」に電話相次ぐ

「仕事内容が求人票と違う」「あの手この手で退職を迫られる」などの声


 長崎県労働組合総連合(県労連)の労働相談センターは六日から八日までの三日間、「労働相談ホットライン」を開設、労働問題での困りごと、悩みごと相談を受け付けています。
 全労連の全国いっせい「労働相談」に呼応して開設したもの。初日も「新聞で知った」などと、メールや電話で相談ごとが飛び込みました。
 長崎市内からは、「正職としてやっと就職できたのに、仕事量が多く時間内に終わらない。嫌な顔をされ退社のタイムカードを押して仕事をこなしている。体調もくずしてしまった」「仕事内容が求人票と違う」と二十歳代の女性からの電話。
 着物の営業の仕事についていた女性からは、「自宅待機中に一方的に退職扱いされていた」との訴えでした。
 同相談センターの大塚孝裕所長は、「就業規則もない零細な職場で、過密労働や人間関係がもとで『うつ病』状態になる労働者が増えている。助けを求めあちこちに相談にいっている例も多い」と最近の相談の特徴をいいます。「県労連の相談センターは、本人といっしょに解決の努力をしています」と積極的な相談を呼びかけています。
 フリーダイヤルは0120・378・060、または県労連095・828・6176まで。午前十時から午後六時まで、専門の相談員が待機しています。

「しんぶん赤旗」2005/12/07