障害者ら百四十人が完歩
 
長崎−小浜43キロウォーク

 長崎市から小浜町(現雲仙市)までの田舎道を楽しく歩く、「第十八回長崎ー小浜43`ウォーク」がこのほど行われ、三人の障害者を含む百四十人が元気に四十三`を完歩しました。
 主催は長崎南稜山岳会実行委員会、後援・小浜温泉観光協会。
 
 坂田一実行委員長のあいさつ後、「がんばろう」の合図で日見公園をスタートした百七十五人は、海岸線と田園風景が広がるすばらしいパノラマを満喫。千々石海岸や旧小浜鉄道跡を通りゴール地点に到着です。海に落ちる夕陽とあたたかい温泉がピークに達した疲れを癒してくれました。
 
 ウォークは二十`、三十二・五`、四十三`の三コース。とくに、最長コースに挑戦したろうあ者や義足をつけた人など三人の障害者も四十三`を歩き、参加者に大きな励ましと感動を与えました。

 トップでゴールした人は五時間二十七分、最後は九時間三十六分。途中にはお茶やみかんなどが、ゴールではぜんざいが準備され、手にした「完歩証」にニッコリ、参加者は満足感に浸っていました。

「しんぶん赤旗」2005/12/03